沖縄のお墓はなぜ大きい?知って納得の4つの理由
沖縄のお墓と一言でいっても、実物を見たことがない人からすると全くイメージがわかないのではないでしょうか。
一方、沖縄で初めてお墓を見た人は、きっとスケールの違いに圧倒されたことでしょう。私たちがあたりまえだと思っているお墓の慣習も沖縄ではまったく異なる傾向です。
この記事ではこのような疑問を解消!
- 沖縄のお墓は何が違う?
- 沖縄のお墓の種類は?
- 沖縄で納骨する場合の流れは?
- 沖縄県民以外でも沖縄にお墓を建てられる?
沖縄のお墓が大きいといわれる理由は一体何なのでしょうか?今回は、沖縄のお墓の基礎知識や種類、お墓参りのルール、流れについて詳しくご紹介いたします。
また、沖縄県外から沖縄でお墓の建立を検討している人に向けての情報を解説します。沖縄のお墓に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
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お墓の購入に関しては、初めての方が多いため、不安や疑問を持つことは仕方のないことでしょう。
しかし、お墓購入後に後悔することだけは避けたいですよね。
そのためにも複数の霊園・墓地を訪問して実際に話を聞き、しっかりと情報収集することをオススメします。
情報収集するために、まずは沖縄県の気になる霊園・墓地を調べてみましょう。
この記事の目次
沖縄のお墓が大きい4つの理由
沖縄のお墓は、日本の一般的なお墓に比べて非常に大きいです。なぜなら、沖縄の風習は本土と比べて大きく異なるからです。ここでは、沖縄のお墓の特徴や意味について解説します。
1.沖縄は風葬文化
沖縄のお墓は、風葬するという文化があります。一般的に多い土葬や火葬というイメージしかないと、風葬と聞いて「どんな埋葬方法なの?」と疑問に感じるかもしれません。
風葬とは、遺体の周りを石で囲って風化させるという埋葬方法です。風化に伴って骨になったら、遺骨を洗浄して骨壺に入れます。その後再び石室に納骨するのが習わしだったのです。
つまり、風化させたり、安置させたりするためにある程度の広さが必要だったといえるでしょう。
2.門中墓が作られていた
門中墓(もんちゅうばか)が作られていたことも理由のひとつです。門中墓とは門中が利用していた墓のこと。
沖縄は門中制度、現地の方言で「ムンチュー」という父系の直系血族が一族の長として継承していくことが習わしになっています。門中制度のなかではお墓を共用するという慣習だったためお墓を大きく作る必要があったといえるでしょう。
3.沖縄の気候に合わせた設計
沖縄の気候、特に雨期に合わせた設計のため、お墓が大きくなりました。雨期や台風の季節などは激しい雨と風にみまわれるのが沖縄です。
頑丈な土台と屋根を作ることで、お墓が倒れたり、痛んだりしないよう考慮して作られていったのが沖縄特有の大きなお墓といえます。そのため、広い敷地に大きな屋根が広がるお墓を設けたといわれているのです。
4.墓石で宴会をする
沖縄では納骨をして魂入れした後、その場で宴会が開かれます。そのため、お墓の敷地は大きい必要があったのです。
同じ日本でも一般的に知られている火葬や土葬以外に風葬という埋葬方法があったことは驚きですね。沖縄のお墓の大きさはさまざまな理由がありますが、人とのつながりの強さをあらわす、あたたかい民族性がでているのかもしれません。
沖縄の代表的な3つのお墓
沖縄のお墓の種類は大きく分けて「亀甲墓(きっこうばか)」「破風墓(はふうぼ)」「掘り込み墓」の3つです。具体的な内容についてチェックしてきましょう。
亀甲墓
お墓の屋根の部分が亀の甲羅のような形をしているお墓です。亀甲墓は傾斜地などを利用して周りに石垣を設けているのが特徴です。お墓の前に宴会ができる広い庭のようなスペースがあります。
その形状から第2次世界大戦時では防空壕としても活用されました。現代は縮小傾向です。
破風墓
お墓の屋根が三角形で家のような外観のお墓です。破風墓の破風とは、屋根の山になっている板のことを指します。雨期や台風時などの雨風を防ぐ役割です。
本来は、沖縄が琉球王国時代に王室だけが建立することができたものですが、1871年の廃藩置県後に王室限定という内容が解禁され庶民にも広がっていきました。
糸満市にある「幸地腹・赤比儀腹両門中墓」は約5,400平方メートルという沖縄最大規模の破風墓です。
掘り込み墓
お墓の入り口を石などでふさいだ簡易的なお墓です。沖縄では「フィンチャー」とよばれています。粟国島(あぐにじま)の西側付近の白色凝灰岩をくり抜いた独特の墓です。仮のお墓として使用されていたという一面もあるようです。
沖縄のお墓参りは本州のお墓参りとは異なる
沖縄におけるお墓参りは、私たちが知っている方法とは異なります。しかし、ひとつずつ意味合いを理解すれば視野が広がるでしょう。ここでは、沖縄でのお墓参りに欠かせないアイテムや、流れについて解説していきます。
お墓参りに欠かせない4つのアイテム
沖縄のお墓参りに欠かせないアイテムは4つです。
その4つとは
- ビンシー
- ウチカビ
- カニバーキ
- ヒラウコー
になります。独特の名称の意味をひとつずつみていきましょう。
ビンシー
ビンシーとは横幅20cm程度の携帯用御願セットのことで、お酒やお米、お塩などを入れる木の箱です。ビンシーには引き出しなどもついており、お墓参りをする際の定番品として重宝されています。
ホームセンターで売られており、7,000円程度で購入可能です。ヒンジーは本来「此岸と彼岸をつなぐ実印」ともいわれているため、他人の家との貸し借りは行いません。
ウチカビ
ウチカビは「打ち紙」のことで、天国のお金ともいわれています。色は茶色で一面に古銭(丸い模様とその模様の中に菱形)の模様が特徴です。お墓参りの際に燃やして使います。ウチカビの煙を天国に届けて、「再度先祖に会うまで生活に困らないようにする」という意味合いがあるのです。
カニバーキ
ウチカビを燃やす際に利用する金属製のボールが「カニバーキ」です。カニバーキに円状の網を敷いてウチカビを燃やすことが一般的といえるでしょう。沖縄ではウチカビセットとして、「ウチカビ」「カニバーキ」「網」「火箸」などがホームセンターで購入できます。
ヒラウコー
ヒラウコーは、沖縄のお線香のことです。平御香と書きます。全国的に利用されている一般的なお線香とは異なり、平べったい形状になっているのが特徴です。
ひとつのヒラウコーには6本がくっついており、単位は1平(ひとひら)となります。一般的には、ひとり半平をたくことが多い傾向ですが、御願の際に進行役がたく数は1年12ヵ月をあらわす2平(ふたひら)の12本をたきます。
毎年4月に行われる清明祭(シーミー)
毎年4月に行われる清明祭(シーミー)は一大イベントです。沖縄特有の大きなお墓の前に親族一同が集いお墓参りをして、お墓の前で宴会を行います。
沖縄のお墓参りの特徴と5つの流れ
沖縄でお墓参りをする際は5つの流れを押さえておきましょう。大きなお墓という特徴だけでなく、お墓参りの方法も沖縄以外で一般的に行われている方法とは異なります。
1.土地神様「ヒジャイヌカミ」をお参り
はじめに土地神様といわれる「ヒジャイヌカミ」をお参りしましょう。お墓参りというとどうしても自分の家のお墓へ足が向いてしまいがちです。
しかし、お墓に住んでいるといわれるヒジャイヌカミを最初にお参りするのが一般的な流れといえます。用意してきたお供え物も供えましょう。
ヒジャイヌカミは「左の神」という意味です。それゆえ、お墓の左側にいますが、お墓に向かって見た場合は右側に位置していますので間違わないよう注意しましょう。
2.初(はつ)を行う
ヒジャイヌカミへお供えした物のなかから、2つずつ取り出して先祖のお墓に供えます。これを初(はつ)といいます。
3.取り出した部分に料理を並べる
初を行って、スペースが空いてしまった部分に再度料理を並べます。この追加するおかずのことを「ウチジヘイジ」よびます。
4.親族一同でヒラウコーに火をつけてウチカビを燃やす
ヒラウコー(お線香)に火をつけて、ボールのなかでウチカビを燃やします。ウチカビを燃やした際に出る煙を天に届けましょう。
5.ウートートゥしてお供え物をいただく
最後にウートートゥ(合掌)をしておしまいです。お参りが終わったら、持参したお供え物を親族一同でいただきましょう。
ここでは、沖縄のお墓参りに必要なアイテムや流れについて解説しました。沖縄特有のアイテムの名称や作法など興味深いものばかりでしたね。沖縄でお墓参りをする際には、ホームセンターなどでも必要な道具はそろうのでチェックしてみましょう。
沖縄のお墓に関する3つのルール
沖縄のお墓には大きく分けて独特な3つのルールがあります。地域によって誤差はありますが一般的なお墓の常識は全国で共通している一面もあるでしょう。沖縄のお墓ではどんなルールがあるのかについてみていきましょう。
1.むやみにお墓参りをしない
1つ目は、むやみにお墓参りはせず、年中行事を盛大にすることです。全国的な慣例としてお墓参りはお盆やお彼岸、命日というケースは多く、特にむやみにお墓参りをしてはいけないということはありません。
しかし、沖縄の場合は「周囲の霊魂がついてくる」「周囲の霊魂が寂しがる」といった理由で決まった日にお墓参りを行うことがルールになっています。
2.他人の家のお墓は拝まない
2つ目は自分の家以外のお墓をむやみに拝んだり、会釈したりすることです。なお、他人のお墓の敷地を通り抜けることもルール違反になりますので気をつけましょう。これは、他人のお墓へ十分な配慮をするというのが理由です。
3.妊婦や新築中の施主や家族は注意!お墓のとびらを開かない
3つ目は納骨の際など、お墓のとびらを開くときに同席してはいけない人がいることです。妊婦や地域によっては子どもたち、新築中の施主などが同席を避けた方が良いといわれています。なぜなら、お墓に引かれてしまうといわれているからです。
沖縄のお盆やお彼岸
沖縄のお盆やお彼岸の日程は本州とあまり変わりはありません。ここでは、沖縄のお盆とお彼岸について解説いたします。
沖縄のお盆
沖縄のお盆は、旧暦の7月13日~7月15日に行います。先祖を自宅にお迎えして3日間を過ごすことが一般的です。一部の地域では初日にお墓参りをして先祖を迎えに行くともあります。
本州で行われているお墓に迎えに行って、最終日に送りにいく慣習は基本的にありません。
沖縄のお彼岸
本州同様に、春分の日、秋分の日の前後1週間がお彼岸となります。ただし、沖縄の場合はお盆同様、お墓参りにはいきません。
なぜなら、沖縄のお墓のルールでも説明したように、むやみにお墓参りをしないことが重要視されているからです。仏壇にお供え物をして供養をします。
上記の基本を知り、「沖縄にお墓が建てたい!」と検討している方は、「沖縄県のお墓探し」のページをご確認ください。
沖縄のお墓に納骨する7つの流れを押さえよう
沖縄のお墓へ納骨する際は主に7つの流れがあります。一般的に全国で行われている納骨式とあまり変わりはありません。
1.ヒジャイヌカミへ祈願
お墓の左側(お墓を前方に見た場合は右側)にヒジャイヌカミが住んでいるといわれているため、まずヒジャイヌカミへ祈願をします。この最初の行程だけが全国の納骨式との主な違いです。
2.お墓のとびらを開ける
ヒジャイヌカミへの祈願が終わったら、納骨するためのとびらを開きます。全国の一般的な納骨式の場合は、主に石材店の人がお墓のとびらの開閉を行ってくれることが多い傾向です。
しかし、沖縄の納骨式は開ける人をだれにするのかということも儀式のひとつになります。故人との相の合った人と選ぶことが一般的ですが、地域によってその判断はさまざまです。
3.遺骨を納骨する
お墓の納骨スペースに故人の遺骨を安置します。お墓のとびらを閉じて納骨は完了です。納骨スペースは3段になっていることが多い傾向です。
上が上座、下が下座となっており、同じ段のなかでは右が上座で、左が下座ですので、新しい遺骨は最下段の一番左に安置されることが特徴といえます。また、お墓から出る際は先祖にお尻を向けないよう後ずさりをして外へ出ましょう。
4.お墓にお供え物をおく
お墓の前にお供え物をおいて供養しましょう。果物やお茶、献花、お酒などを供えます。
5.僧侶のお経
お供え物とあわせて、僧侶のお経で故人を供養していきます。
6.親族一同の焼香
僧侶が読経している間に親族一同が順番に焼香を行います。
7.親族一同でお供え物をいただく
お墓の前に供えた食べ物を親族一同でいただきます。
沖縄の墓地・霊園には4つのタイプがある
沖縄県外に住んでいる人でも基本的に沖縄でお墓を建てることはできます。しかし、注意点は公営墓地の場合です。沖縄県も日本ですので墓地埋葬法にそった墓地でしか納骨はできません。4つのタイプ別で確認してみましょう。
個人墓地
個人墓地を購入して墓地を建てることも不可能ではありません。沖縄県はもともと個人墓地が多く、寺院墓地や公営墓地が少ない風習です。
墓地埋葬法ができた1948年以降は個人墓地にお墓と建立する際も自治体の許可が必要になりました。土地の売買自体は制限されていませんが、仮に墓地を購入できたとしても自治体からお墓を建立する許可が下りるかは別問題です。
場合によっては自治体の許可を得るまでに、近隣住民の意見書や近隣の自治会の意見書なども必要になります。
また、沖縄でも後継者不在による無縁仏のお墓も増えていることから、後継者の有無なども自治体から許可を得るためのポイントとなっている傾向です。そのため、個人墓地でお墓を建立したい場合は、自治体との協議が重要になります。
民営(民間)墓地・霊園
沖縄県の民営墓地であれば、県外の人でも申し込みできることが多い傾向です。宗派や宗旨を限定されるということも少ないため、選びやすいでしょう。
寺院墓地
本州などに比べると割合は少ないのが寺院墓地。寺院墓地でも宗派や宗旨などの制限を設けていない場所であれば、県外の人でも申し込みが可能です。
ただ、寺院によって細かいルールは異なる場合がありますので、必ず契約前に内容の確認をするようにしましょう。
公営墓地・霊園
公営墓地の場合は、運営している自治体に在住していることが条件になっていることが多い傾向です。そのため、沖縄県外に在住で公営墓地を選びたい人は条件を満たさないことがあります。
沖縄へ移住するつもりであれば、先に転入届をして住民票を変更する必要があるでしょう。
沖縄県外在住でも沖縄にお墓を作るのは難しくありません。ただし、個人墓地や公営墓地を検討している人はハードルが高くなったり、条件が満たせなかったりするので注意しましょう。
民営の霊園や寺院墓地なども増えてきているので、住民票を移さずスムーズにお墓を建立したい場合は、この2つの場所を中心に検討するのがおすすめです。
沖縄県のお墓の費用相場
沖縄県のお墓の費用相場は、一般墓が約53万円(墓石代別途)、納骨堂が約10万円、永代供養墓が約36万円です。(ライフドット調べ)
墓石費用を考慮すると一般墓はさらに費用がかかるため、安く抑えたい方は永代供養付きのお墓を選ぶのがおすすめです。
沖縄県在住の人以外もお墓が建てられる!おすすめの民営(民間)霊園
沖縄県に在住していない人が沖縄県内にお墓を建てたい!と思ったら、民営(民間)霊園を選びましょう。民営(民間)霊園の場合は、戸籍の場所などによる条件がないところが多いです。
そこで、沖縄にある民営(民間)霊園をいくつかピックアップしました。自分の希望条件に近い霊園があるか、チェックしてみてください。
おすすめポイント
- 沖縄県最大級の大きさ!
- 那覇空港から車で約30分でアクセス良好!
- シーミーのときにも困らない大型駐車場を完備!
おすすめポイント
- 金武湾を望める見晴らしの良さ!
- 頻繁に霊園に行けない人に向け、毎月の合同供養法要をインターネットで生中継!
- 沖縄北インターチェンジから車で約15分!
おすすめポイント
- 霊園の敷地内にメモリアルホールがある!
- 綺麗に設計された園内の斜面から中城湾の絶景が見られます!
- 那覇市内から車で約20分!
まとめ
沖縄県のお墓事情は本州とは大きく異なります。お墓参りの必要なアイテムから、ルールなどさまざまです。琉球王国時代の名残や、民族の特性など文化の違いが如実に理解できたのではないでしょうか。沖縄のお墓におけるポイントは下記の通りです。
この記事で解ったこと
- 沖縄のお墓は敷地が広く個人墓地が多い傾向
- 沖縄の代表的なお墓の種類は「亀甲墓」「破風墓」「掘り込み墓」の3つ
- お墓参りは本州とルールが異なるので注意が必要
- お墓参りの必須アイテムは「ビンシー」「ウチカビ」「カニバーキ」「ヒラウコー」の4つ
- 沖縄のお墓参りは、まずヒジャイヌカミへお参りすること
- 沖縄のお墓は自他を問わず、むやみにお墓参りするのはNG
- 納骨する際、妊婦や新築中の施主などはとびらを開けない
- 沖縄のお盆は旧暦の7月13日から7月15日
- 沖縄のお彼岸は春分の日と秋分の日前後の1週間
- 本州と異なり、お盆やお彼岸にお墓参りはしない
- 沖縄県外でも沖縄にお墓を建てることは可能
同じ日本でも、沖縄のお墓の歴史や慣習がこんなにも違うなんておもしろいですね。沖縄のお墓参りを初めてする人は慣習や言葉の意味などを把握しておくことでより一層先祖への供養が深まるでしょう。
沖縄県外から沖縄へ移住したり、お墓を探したりしている人もこの記事を参考にして、後悔のないよう自分にぴったりのお墓を検討してみてください。
また、沖縄に限らない一般的な墓石ついて知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
監修者コメント
監修者
終活・葬送ソーシャルワーカー
吉川美津子
独特の文化を形成している沖縄では、葬送文化も本土とは違う固有の習俗が受け付けられています。
しかし、近年は核家族化、高齢化が進み、伝統的な門中墓は少なくなり、本土に似た形のお墓が増えています。
沖縄でも永代管理を前提としたお墓が求められる傾向があり、合葬墓や納骨堂なども急速に増えています。そうはいっても、儀式も簡略化されていはいますが、お墓の前で宴会をする様子など、本土ではみられない習俗はまだまだ健在。
お盆や清明祭には、三枚肉、ごぼう、こんにゃく、田芋揚煮、魚天ぷら、赤かまぼこ、カステラ、昆布などを重箱に詰めた伝統料理がお墓の前に並び、盛大に先祖供養が行われます。